ボイセンベリーという果実をご存知ですか?
日本ではほとんど栽培されていないため、幻の果実とも呼ばれる木の実です。
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このボイセンベリー、実は滋賀県では着々とメジャーになりつつある果実なんです。
滋賀の湖西に位置する安曇川町(あどがわちょう)。
安曇川町で栽培されるボイセンベリーは、愛称『アドベリー』として、安曇川の特産品となっています。
美味しくて美容にも効果的な、安曇川が生んだアドベリー。
今回は、滋賀土産にもぴったりなアドベリー加工品を、いくつかご紹介します(*^^)v
アドベリーとは
安曇川で育つボイセンベリー
今回『アドベリー』としてご紹介する、この果実。
本当の名前を『ボイセンベリー』または『ボイズンベリー』という、ニュージーランド政府許可産業の果実です。
これまで日本市場では、ほぼ出回ることのなかったこの果実は、幻の果実とも呼ばれています。
そこに目をつけたのが、滋賀県の安曇川町。
安曇川の特産品を作るプロジェクトとして、ニュージーランドから貴重な苗木を提供してもらい、アドベリーを栽培するに至ったのだとか。
日本では栽培が難しいとされていましたが、安曇川の気候に合った栽培方法を取り入れ、今やアドベリーの栽培は大成功を収めています。
安曇川の美しい自然と、琵琶湖の水で育ったアドベリーは、美容効果も抜群で健康にも良いんですよ。
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以下、アドベリーに含まれる栄養素と、その効能です♪
※アドベリー生産協議会HPより引用
1.アントシアニン
①糖尿病過酸化の抑制
②肝臓の機能を整える働き
③体内の細胞を活性化させる抗酸化機能
④視力機能改善作用2.フェノリックス
①更年期障害改善
②抗酸化作用3.葉酸
①核酸・アミノ酸の代謝に必要
②抗貧血性・血球均衡を保つのに必要
③細胞や組織の代謝に必要
女性に必要な栄養素がたっぷりですね(^^♪
貴重な生果実
安曇川では既に有名ですが、日本ではまだまだ新しい果実なので、ほぼ見かけることのないアドベリー。
どんな味なの?どんな形をしているの?という疑問が出てきますよね。
私も実際、冷凍しか見たことがありません。
こちらが冷凍アドベリー。
ガラスケース越しで、しかも冷凍されている状態なので、写真では見辛いかと思います。
見た目は大きめのブラックベリーといった感じ。
実は私、生のアドベリーを食べたことがありません。
というのも、アドベリーの収穫期は1年のうち6月中旬からの2週間と、かなり短いんです。
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幻の果実というだけのことはありますね!
食べた人から聞いたところ、甘酸っぱさの割合は【甘み:酸味=2:8】くらいだそうで、味はブラックベリーよりもラズベリーに似ているのだとか。
私はベリー系が大好きなので、いつか生の果実を頂いてみたいです。
アドベリー加工品
安曇川周辺の道の駅などでは、たくさんのアドベリー加工品が販売されています。
今回は『道の駅 藤樹の里あどがわ』と『道の駅 マキノ追坂峠』にて、アドベリーの加工品を取材してきました。
スイーツ
ベリー系と言えば、ジャムにすると格別に美味しさを増しますよね。
もちろんアドベリーも例外ではなく、美味しそうなジャムが数種類販売されていました。
熟す前の赤いアドベリーと完熟アドベリーを使用した『アドベリージャム』は、酸味がやや強めのフレッシュな味わい。
甘みの強いタイプがお好みの方は『とろ~りアドベリージャム』がいいかな。
ホットケーキやアイスクリームにかけて食べる『アドベリーソース』もありました。
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バニラアイスに甘酸っぱいアドベリーソースとか、絶対食べてみたい!
冷蔵庫にはロールケーキも。
中身は見えませんが、ポップの写真で見る限り、間違いなく美味しそう。
1,200円という、お手頃価格もいいですね♪
個包装のパイやマドレーヌも販売されています。
夕方ごろにお邪魔したので、商品棚も随分寂しくなってます。
これも人気の証拠(*^^)v
アドベリーってどんな味だろう?口に合わなかったらどうしよう?という方でも、試しにひとつ買ってみようと思える手軽さも、人気の秘密かもしれないですね。
ドリンク
甘酸っぱい果実は、飲料にも最適。
飲むゼリーやビネガーは、体の中からキレイになれる美容アイテムとして、女性に人気だそうです。
お酢が体に良いのは周知の事実ですが、それに更に美容に良いアドベリーが加わっているのですから、美容効果は抜群でしょうね♪
そして、お酒好きな方には、アドベリーを使ったチューハイもあります!
もの凄くお酒に弱い私ですが、これは見るからに美味しそうで、めちゃくちゃ飲んでみたいです。
あ、でも!
べろんべろんになってしまう可能性大なので、介抱してくれる人がいる時に頂くことにします(‘◇’)ゞ
お土産品
先ほども書きましたが、アドベリーは安曇川の特産品として売り出されています。
なので、お土産品も多数ありました。
滋賀観光のお土産に、アドベリーのお菓子なんてオシャレでいいですね。
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洋菓子も和菓子もありますので、贈る方の好みに合わせて選べますよ。
ちょっとした手土産として、気心知れたお友達などに配るなら、お手軽なかりんとうなんてどうでしょう?
パーティ開けして、みんなで食べてもいいかも。
果実を使ったかりんとう自体が珍しいのに、幻の果実を使ったかりんとうともなれば、土産話も弾むでしょうね♪
ここでご紹介した以外にも、アドベリーの加工品はまだまだたくさんあります。
ひとつの記事では掲載できないくらい、本当にたくさんあるので、今回は特に私が気になったものを厳選してご紹介しました(*^^)v
アドベリー、食べてみたくなったかな?
まとめ
- アドベリーは滋賀県にある安曇川町の特産品です
- ほぼ市場に出回らないため、幻の果実と呼ばれています
- 安曇川で育ったアドベリーは栄養満点で美容効果あり
- 見た目はブラックベリー、味はラズベリーに似ています
- アドベリーを使った加工品は、種類豊富に作られています
- 滋賀のお土産として最適なアドベリー加工品もあり
- 生果実を食べたい方は、収穫期の2週間を狙ってください!
安曇川町にお越しの際には、ニュージーランドからやってきた幻の果実『アドベリー』を、ぜひ一度ご賞味ください(^^)/
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