日本三景のひとつ『天橋立』は京都府北部、日本海宮津湾にあります。
自然に出来たとは思えないその造形は、ぜひご覧になって頂きたい絶景です。
また、周辺には知恵を授けてくださることで有名な『智恩寺』や、観覧船の運航に沿って回転する『廻旋橋』など、見どころがたくさん!
リフトで向かう天橋立展望台には、子供たちには嬉しい小さな遊園地もありますよ♪
今回は神秘の絶景『天橋立』を中心に、その周辺での楽しみ方も含めてご紹介します。
小さなお子さんからご年配の方まで、そしてカップルのデートスポットとしても、とても楽しめる観光地です(^^)/
周辺散策
廻旋橋
天橋立の周辺には見どころがいっぱいあります。
中でも天橋立運河に架かる『廻旋橋』は、とても見ごたえのあるスポット。
一見、普通の橋のように見えますが、実はこの橋、その名の通り回るんです!
普段からくるくる回ってるわけじゃないですよ!
この場所を船舶が通過する際の激突を避けるための廻旋です。
画像でも分かると思いますが、ちょうど中心あたりに切れ目のようなものがありますよね?
そこが各々左右に90度回転することで、船の通路を確保し、進行を妨げないようになってます。
船舶が通るのは不定期のため、今回はタイミングが合わずに廻旋している橋を見ることはできませんでした(>_<)
船舶は一日に何十回も行き来する日もあるそうなので、橋の側で待っていれば廻旋するシーンを見れるかも♪
廻旋を見ることが出来なくても、この橋からの美しい風景は一見の価値あり。
この運河は天橋立へと続きます。
智恩寺
天橋立の南側に位置する智恩寺。
文殊菩薩さまが祀られていることで有名なこのお寺には、受験生を家族に持つ方々がよく訪れるのだとか。
かく言う、うちの子も受験生。
しっかりとお参りをさせて頂きました。
ド迫力の山門。かなり立派です。

こちらの山門は宮津市の指定文化財に登録されています
本堂も立派な佇まいで、粛々とした雰囲気。
御朱印は参拝の後、本堂境内で頂くことが出来ます。
本堂の階段手前にはお線香を立てる鉢があります。
お線香のお代は『お気持ち』です。
受験生の母ですから、もちろん立てさせて頂きました。
私が賢くなっても仕方ないのですが、お線香の有難い煙を頭にすりすりさせて頂きました(≧▽≦)
文殊菩薩さま、どうか我が子に受験合格のご利益を!
日本三景『天橋立』
リフトで展望台へ
周辺散策を終えて、いよいよ天橋立展望台へ向かいます。
智恩寺から歩いて10分ほどの場所にあるケーブルカー・リフト乗り場から、展望台を目指します。(有料)
ケーブルカーかリフトを選べるのですが、私たちは景色がより満喫できるリフトにしました♪
季節は7月下旬の暑い日中。
ここまでの道のりで暑くて大汗かいてたのに、リフトで展望台に向かうまでのたった5分間で汗が引く引く。
さっきまでの暑さが不思議なくらい、めちゃくちゃ涼しい。
そして更に不思議な現象が!
7月下旬にも関わらず、なぜか紅葉!
これには本当に驚きました(゜o゜)
所々に見かけた栗の木も、まだイガは緑色ではありましたが、既に結構大きく育っていました。
そんな不思議な景色に見とれながら、あっという間に到着した展望台。
リフトを降りて1歩2歩進んで、振り返った目の先には、天橋立の絶景がありました。
自然に出来たとは思えない光景に感動。
波打ち際はレースみたいにもこもこしていて、どうやってあんな形状になったのか、本当に不思議です。
そして何故、こんな細い形で地形が残ったのか。
リフトから見た景色も含め、天橋立は不思議なことだらけです(*’ω’*)
撮影スポット
「天橋立を股下から逆さに見ると龍に見える」というのは有名な話。
展望台にも低いベンチのような『股のぞき台』なるものが設置されていました。
股下からスマホで撮影する人も見かけましたが、
「いや、それ普通に撮ってスマホ逆さにして見ればいいんじゃない?」
と、正直思いました(≧▽≦)
記念にという意味では股下からの撮影も楽しくていいですが、それ以外の撮影ポイントもご紹介します。
こちらは立て看板からの天橋立。
美しい上に、天橋立にきました!という分かりやすさがいいですね。
波打ち際の独特な形状がよくわかる位置です。
次に『智恵の輪灯篭』からの天橋立。
輪っかの中に天橋立が上手く映り、ファンタジーな雰囲気の写真が撮影できます。
実はこちらの智恵の輪灯篭はレプリカで、本物は先ほどご紹介した智恩寺付近にあります。
この智恵の輪灯篭の由縁は諸説あるそうですので、気になった方は調べてみてください♪
かわらけ投げ
土器(かわらけ)を投げることで魔を払うとされる『かわらけ投げ』は、日本のあらゆる場所で行われていますが、その発祥は京都だと伝えられています。
天橋立にも『かわらけ投げ』が体験できる一角がありました。
土器を投げることで魔を払い、そして土器がこの輪っかを通れば願いが叶うとされています。
通常の丸い輪っかに加え、ハートの輪っかも設置されていました。
こちらのハートの輪っかに土器が通れば、恋の願いが叶うかもしれませんね♪
惜しくも輪っかを通らなくても、土器を投げるだけで厄落としになりますので、最近ツイてないなぁ~なんて方は体験されてみてはどうでしょう(^^♪
小さな遊園地
展望台にはちょっとした遊園地もありました。
入場料などは無く、各乗り物によって価格が設定されていました。
天橋立を背にした場所に、遊園地はあります。
天橋立ばかりに気を取られていて気づきませんでしたが、かなり広い敷地がありました。
遊園地といっても、絶叫マシーンなどはありません。
小さなお子さんやお年寄りも楽しめるような乗り物が、数か所に存在する小さな遊園地です。
規模は小さいですが、小さなお子さんなら充分に楽しめると思います♪

子供は景色よりも遊園地がいいよね~
暑い日にはこまめに水分補給をして、熱中症対策を怠らないようにしてくださいね。
展望台には飲み物などを販売するお店もあります。
各所詳細
駐車場情報
天橋立周辺にはたくさんの駐車場がありましたが、私たちが駐車させて頂いたのは『天橋立智恩寺駐車場』です。
天橋立まで徒歩10分程度の場所。
周辺には駐車場が多数ありますが、こちらは広いので、事故などにおけるトラブルの心配も少ないかなと思いました。
駐車場はどこも有料。
500円~1000円くらいです。

天橋立智恩寺駐車場は、700円です♪
ケーブルカー・リフト乗り場のすぐ前にも駐車場がありますので、足腰に不安がある方やご年配の方は、そちらを利用されるといいですね。
所在地
帰りのリフトからの光景。
天橋立を臨みながら下りて行くのですが、展望台で充分見たにも関わらず、なんだか名残惜しさを感じました。
また絶対行こう♪
▽天橋立 参考書籍▽
京都へ行かれる前の事前知識に。
少しコアな情報ならこちら↓
まとめ
- 日本三景『天橋立』は京都府北部にあります
- 船が通過する際に90度回転する『廻旋橋』は見もの
- 文殊菩薩が祀られる『智恩寺』は知恵が授かることで有名
- 天橋立展望台へはケーブルカーまたはリフトで向かいます
- 展望台では様々な撮影スポットから天橋立の絶景が拝めます
- 厄払いの『かわらけ投げ』が体験できます
- 小さなお子さんが楽しめる遊園地もあり
天橋立は日本三景に選ばれるだけあって、非常に美しく魅力的な場所でした。
展望台は小さなお子さんからご年配の方まで楽しめるように工夫されています。
ぜひ、ご家族で訪問してみてください。
もちろん友達同士やカップルでも楽しめますよ♪
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