『舞鶴赤れんがパーク』旧海軍の心緒に触れる!!市場でランチも!!

赤れんがパーク アイキャッチ京都

旧日本軍により建てられた赤れんが倉庫群

明治34年から大正10年にかけて12棟竣工されたそれは、何年もの時を経た現代でもその姿を残しています。

そして平成24年、赤れんが倉庫群を舞鶴の観光交流施設とした『舞鶴赤れんがパーク』がオープンしました。

施設名こそポップですが、そこにあるのは旧日本海軍を守り、戦争を乗り越えた誉れ高い赤れんがに他なりません。

今回は、私が感じた旧日本海軍の心緒を織り交ぜつつ『舞鶴赤れんがパーク』をご紹介します。

そ・れ・と!

舞鶴と言えば舞鶴港

海鮮市場『とれとれセンター』でのランチも、おまけにご紹介(^^)/

 

海上自衛隊係留所

迫力のイージス艦

『舞鶴赤れんがパーク』の駐車場(無料)からは、海軍自衛隊の係留所が見えます。

巨大なイージス艦を目にした瞬間、声を上げて大興奮してしまいました(>▽<)

初めて見たイージス艦は、想像よりもうんと迫力がありました!

赤れんが 駐車場

こちらが赤れんがパーク駐車場から見えるイージス艦。

艦番号で調べたところ、こちらのイージス艦はヘリコプター搭載護衛艦『ひゅうが』だそうです。

イージス艦は停泊していない時もあるそうなので、今回見れたのはラッキーだったかも♪

また、駐車場内には退役した護衛艦『しらね』の錨(いかり)が飾られています。

赤れんが

先ほどの画像に写る護衛艦『ひゅうが』の登場により退役となったのだそう。

退役後にひっそりと後輩たちを見守る姿、とてもかっこいいですね。

 

護衛艦と曳船

舞鶴赤れんがパークの駐車場を奥の方まで進むと、広がる海に浮かぶ艦船の姿を、先ほどよりも近くに見ることができます。

海軍護衛艦

手前にある小型の艦船は何なんだろう?と思い、調べたところ『曳船』でした。

曳船とは、護衛艦の出入港時、その補助として護衛艦をけん引するという役割を担っているのだとか。

こんな大きな護衛艦をけん引できるの!?と、不思議に思い、YouTubeで検索かけてみたら、ちゃんと立派に役割をこなしていました!

※けん引風景はYouTubeで公開しておられる方もいらっしゃいますので、同じく不思議に思った方は見てみてください!

 

舞鶴赤れんがパーク

戦争を乗り越えた建物

海軍の根拠地、舞鶴に建造された赤れんが倉庫は、当時のままの姿でそこに佇んでいます。

その圧倒的な存在感に加え、これが歴史的遺産であるという事実。

今の平和な時代に生まれた自分が、この場に立っていることがおこがましくさえ思えてしまいます。

舞鶴赤れんが1

所々にある黒いシミのようなものは、時の流れにより自然に出来たものではなく、意図的に塗られたものだそうです。

戦時中、空襲の標的にならないため、姿を隠す手段として黒く塗りつぶしたのだとか。

理由を知ることで、黒いシミにも重みを感じますね

人々が命を懸けて守った赤れんが。

この赤れんがが戦争を乗り越え、そして現代にその姿を残せたのは、自国を守るために戦った人々の慈愛が成した結果なんだなと感じました。

 

数々の映画ロケ地

明治時代の風情が色濃く残る赤れんが倉庫は、数々の映画ロケ地としても使用されています。

近年では2019年公開、菅田将暉さん主演の映画『アルキメデスの大戦』の撮影が行われています。

つい先日行った場所が、そんな素晴らしい作品に携わっていたなんて感動(*’ω’*)

どこか悲哀を感じる外観が、戦争映画にぴったりマッチするんでしょうね。

舞鶴赤れんが2

人々の歓喜も失望も全部見てきたであろう赤れんが。

そんな過去の人々の想いを現代の私たちが忘れないよう、映画の中で伝え続けているようにも思えます。

舞鶴赤れんが3

実は私も、この赤れんが倉庫群がロケ地になった映画を偶然にも観ていたんです。

日本が降伏を決めた終戦前の1日を描いた作品『日本のいちばん長い日』です。

小学生の頃から大好きな本木雅弘さんが昭和天皇を演じると知り、これは観なければ!と思って(≧▽≦)

不純な動機ですいません!

めちゃくちゃ泣いたのは覚えているのですが、赤れんが倉庫群については『そういえば映ってたかもなぁ』程度しか覚えてなくて。

今回、赤れんが倉庫群がロケ地に使われていたのを知って、もう一度しっかり観たいと思いました。

とても良い映画なので、みなさんも是非ご覧になってください。

兵器廠(へいきしょう)倉庫

ここまで赤れんが倉庫の外側をご案内してきましたが、外観だけを観光する場所ではなく、ちゃんと倉庫内も見ることができます(^^)/

終戦まで弾丸庫や小銃庫として使用されていた倉庫は、お土産を販売するショップとなっています。

また、砲銃庫として使用されていた倉庫は『舞鶴市政記念館』として、人々との出会いや交流の場となりました。

終戦後、様々な用途で使用されてきた赤れんが倉庫。

現代には現代の使い方で、ということですね。

しかし、端々に当時の面影を見ることもできるんですよ。

舞鶴赤れんが 内装

こちらは海軍カレーが頂ける飲食ブースのある倉庫内。

左に見える2本の線。
これは海軍に物資を運ぶためのレールです。

このレールはいたる所にありました。

舞鶴赤れんが 外

こちらは外にあったレール。

左側の倉庫入り口にもレールの名残のようなものがありますね。

こんなにしっかり残っているなんて凄い!

赤れんが倉庫群は、全12棟のうち8棟が国の重要文化財に指定されています。

舞鶴赤れんが 石表

私のような素人目で見ても、この建造物の歴史的価値は明らかです。

戦時中の旧海軍の心を思い量り、見上げた赤れんが。

悲しい時代を美しく強く生きたその姿は、旧海軍そのもののような気がしました。

舞鶴赤れんがパーク
所在地 京都府舞鶴市字北吸1039-2
TEL 0773-66-1096
HP 舞鶴赤れんがパーク公式
▽舞鶴海軍カレー▽

舞鶴港とれとれセンター

海鮮市場

舞鶴赤れんがパークから少し車を走らせた場所にある『舞鶴港とれとれセンター』は、道の駅に併設された海鮮市場です。

とれとれセンター 舞鶴

せっかく舞鶴に来たのだから、海の幸が食べたい!

ということで、ランチを頂くべくお邪魔しました。

こちらの店内、活気がすごい!

とれとれセンター 舞鶴 中

数多くのお店が並び、たくさんの魚介類が販売されています。

購入した魚介類は、各店で調理をして頂けるので、新鮮な魚介類をその場で食べることもできます!

鮮魚だけでなく加工品も販売されているので、お土産にもいいですよ♪

豪華ランチ

ランチは『海鮮丼 ととや』さんで頂きました!

たくさんメニューはあったのですが、お昼時を少しまわっていたため、品切れのものもありました。

人気メニューを求めるなら、早めに行かないとダメですね。

私の大好物、いくらは品切れじゃなくてよかった!

舞鶴 とれとれセンター 海鮮

いくらと明太子丼。

口の中でぷちぷち弾く新鮮ないくらに、大きな明太子が一腹どーんと乗っかってます!

いくらの美味しさもさることながら、この明太子!

ご飯を何杯もおかわりしたくなるほどの、豪快な具材の量に大満足でした(≧▽≦)

舞鶴港とれとれセンター
所在地 京都府舞鶴市字下福井905
TEL 0773-75-6125
HP 舞鶴港とれとれセンター公式
舞鶴赤れんがパークを散策した後は、とれとれセンターで新鮮な海鮮ランチを楽しんでみてはいかかでしょう(^o^)

 

まとめ

  • 舞鶴赤れんが倉庫群は旧日本軍によって建てられた兵器廠倉庫です
  • 舞鶴赤れんがパークの駐車場からは護衛艦などを見ることができます
  • 赤れんが倉庫群は数々の映画ロケ地になっています
  • 兵器廠倉庫は現在レストラン売店として使用されています
  • 赤れんが倉庫群全12棟のうち8棟は国の重要文化財に指定されています
  • 舞鶴港とれとれセンターでは新鮮な海鮮がその場で頂けます

いくつもの時代を見てきたであろう赤れんが倉庫群は、今もその場所でこの平和な時代を見守っています。

その貫禄ある立派な佇まいを、是非その目でご覧になってください。

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