ダムって見たことありますか？
実は私、結構長く生きていますが、ダムというものをしっかりと見たことがありませんでした。
そもそも興味もなかったですし、ダムの役割もぼんやりと理解してる程度。
それが今回、ドライブの最中、偶然『永源寺ダム』の側を通った際、初めてしっかりと目にしたダムに、思わず見入ってしまいました。
車を停車してまで見たくなったのは、一言で表現するなら「怖いもの見たさ」でした。
運転をしながらチラッと見えた景色に、なぜか背筋がぞわっとするような恐怖を覚えたのです。
確かに自然の景色なのに、ダムがあることで周囲の深緑までもが無機質に見えて、異世界に迷い込んだような感覚。
あの感覚は、ぜひ体感していただきたいです。
今回は滋賀県東近江市に位置する、ダム湖百選にも選出された永源寺湖の『永源寺ダム』をご紹介したいと思います(^^)/
観光客も少なく、静かに流れる時間の中でゆっくりと観光できる、滋賀県の穴場スポットです。
なおダムには詳しくないため、主に主観で綴ります。ご了承ください。
永源寺ダム
基本情報
滋賀県の愛知川沿いを走る国道421号線。
その途中に『永源寺ダム』は存在します。
この辺りは昔から稲作地域だったのですが、水不足になりやすく、農民は水を取り合っていたのだとか。
そんな争いが昭和初期まで続いたため、周辺市町がダム建設を求める運動を行い、このダムの建設に至ったそうです。
ダムの下流にあるお寺『永源寺』は、関西有数の紅葉の名所となっており、秋には観光客で賑わいます。
また、ダム周辺は桜の木が植えられていて、春はお花見も楽しめるのですが、落石などの危険が伴う場所であるため、ドライブがてら眺める程度が無難かと思います。
所在地 東近江市永源寺相谷町
問合せ 0748‐29‐3920(東近江市観光協会)
駐車場 30台
公式サイトには以上のように書かれていますが、ダムの近くには30台も停められるような駐車場は見受けられませんでした。
どこか別の場所にあるのかなと思います。
ダム周辺に車を駐車できるスペースがあったので、そこが駐車場だと思っていました(^^;)
観光客の車も数台停まっていたので、もしかしたらみなさんも勘違いしていたのかも。
左側の景色
国道421号線からダムを隔てて、左側は木々が生い茂っています。
地図で見ると集落があり、その傍を愛知川が流れているようですが、ここから肉眼では確認できませんでした。
覗き込むと、吸い込まれそうな恐怖感を覚えます。
中心に見えるのは水力発電所。
水を多段ゲートから取水して発電に利用し、その後、用水路や河川に振り分けられます。
私たちが訪れたのは10月初旬だったので、深緑の木々の景色が広がっていましたが、こちらからの景色は四季折々の表情が見られるのだとか。
春はサクラツツジが咲き、夏には新緑の中で魚釣りを楽しむ人々の姿。
そして秋は紅葉、冬は粉雪が静かに積もり、山々を美しく彩ります。
今回なんだか中途半端な時期に訪問してしまいましたが、それでも十分に深緑のキレイな景色を見ることが出来ました。
もう少し待てば、紅葉のシーズンだったのになと残念に思う気持ちは多少ありますが、まぁよしとしましょう！(^^)/
右側の景色
そして反対側、右のダム湖の景色です。
ド素人なので定かではないですが、渇水しているように見えました。
湖底がむき出しになっているように見えたので、帰宅して調べたところ、そもそも愛知川は流量が少ないそうで、結構な頻度で渇水を起こすのだとか。
こうやって写真で見ると、そんなに渇水しているようには見えませんが。
黄土色の岸のような場所が、かなりの距離に広がっていたので、おそらく渇水状態なのだと思います。
こちらも広範囲にわたって黄土色の湿った土が広がっています。
肉眼で見ると、まるでエジプトの砂漠のような感じ。
普段見慣れない光景に、私も子供たちも「こわいこわいこわいー(*_*;」と、車内は軽くパニック。
気になったので『永源寺ダム 渇水』で検索してみて、実際の渇水時の画像と見比べてみたところ、今回の状態は若干渇水なのかな？といったレベルでした。
でも、これはこれで見ごたえありましたよ(^^♪
ダム好きの方にとっては、がっかりなシーンかもしれませんが。
ダムマニア必見？
ダムカード
永源寺ダムではダムカードを貰うことができます。
ダムカードってなんだろう？と思い、調べてみました。
ダムの詳細やマニアックな豆知識が記載されたカードで、全国のダムで各々のカードが配布されているのだとか。
Jリーグチップスとかプロ野球チップスに付いてる選手カードみたいなものかな。
あれは誰が当たるかわからないギャンブルですが、ダムカードは各々のダムで各々のカードが入手できるから、ちょっと違うか(^_^;)
ダム好きの方の中には、コレクターもいらっしゃるでしょうね♪
コレクターの方はもちろん、観光の記念にもなりますので、ぜひ入手してくださいね！
余談ですが「ないものはない」で有名なフリー画像サイト『いらすとや』さん。
これは絶対ないだろうと、ダムカードの画像を探してみたら、なんとありました！
ありがたく使わせて頂きました。
そんな超有能なフリー画像サイト『いらすとや』さんへはこちらから(^ω^)
流木無料配布
永源寺ダムでは、上流から流れてきた流木も、無料で配布されています。
流れ込んできた流木は、ダム設備の故障を招く恐れがあるため、定期的に除去されます。
その流木を無料で頂くことができるんです(^^♪
アクアリウムやガーデニング、インテリアに使用される方には重宝するようです。
また、薪ストーブの燃料として頂く方もいらっしゃるのだとか。
なお、営利目的や商用目的での利用は禁止されています。
あくまで個人的な利用に限りますので、ご注意ください。
配布を希望される方は、永源寺ダム管理支所にお問い合わせくださいね。
電話番号 0748‐27‐0058
まとめ
- ダム湖百選に選ばれた永源寺ダムは、滋賀県東近江市に位置します
- ダム下流の永源寺は関西有数の紅葉の名所
- たくさんの木々が広がる大自然は、四季折々の表情が楽しめます
- 愛知川は水の流量が少ないため、タイミングによっては渇水状態になります
- コレクター必見のダムカード配布を行っています
- 流木の無料配布もあるので有効利用してくださいね
ダムは少し怖い雰囲気がしますが、なぜか見入ってしまう不思議な魅力も兼ねていることを、実際行ってみて感じました。
滋賀観光の際には、この魅力的な景観を、ぜひ眺めてみてください(^^)/
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