一泊二日の伊豆旅行。
初日のお昼は何を食べようかと相談した結果、せっかくだから名物を頂こうということに。
候補に挙がったのは山梨県の『吉田のうどん』と、静岡県の『富士宮焼きそば』でした。
![](https://kitchenshimai.com/wp-content/uploads/2021/08/o620_2.png)
う~ん、悩む~!
そこで、困った時の食べログで調べてみたのですが…
時間は朝の9時半。そもそも開いてる店がなかった!
そこで「開店時間に到着するであろうお店」に絞り、山梨県富士吉田市にある『みうらうどん』へ向かいました。
![](https://kitchenshimai.com/wp-content/uploads/2021/08/o623_1.png)
はい、吉田のうどんに軍配が上がりました~!
みうらうどんは地元ではかなり有名なお店らしく、開店から行列ができるそう。
これは是非とも食べてみたい!
ということで、富士宮焼きそばは次回のお楽しみ☆
今回は、名物『吉田のうどん』が頂ける評判のお店『みうらうどん』をご紹介します(^-^)/
吉田のうどんとは
山梨県の郷土料理
『吉田のうどん』とは山梨県、特に富士吉田市の郷土料理。
強いコシと味噌味のお出汁が特徴で、馬肉やキャベツといった独特なトッピングで頂くうどんです。
山梨県には、そんな吉田のうどんを頂けるお店がたくさんあるのですが、今回お邪魔した『みうらうどん』は、その中でも一番の口コミ人気を誇るお店。
平屋のプレハブのようなシンプルな建物で、駐車場も完備されています。
![](https://kitchenshimai.com/wp-content/uploads/2021/08/o008_3.png)
正直、一見さんには少々入りにくい雰囲気ですが、美味しい吉田のうどんを食べたい方には『みうらうどん』をお勧めします。
元祖みうらうどん
創業54年の老舗『みうらうどん』は、地元の方もイチオシする人気店。
私たちが『みうらうどん』に訪れたのは、開店時間の10時ちょうどくらい。
開店から行列が出来ているとのことでしたが、車はたくさん駐車されていたものの、店頭に人が並んでいる様子はありませんでした。
恐る恐る扉を開けると、なんと既にお客さんがいっぱい!
仕切りのない座敷に4人掛けのテーブルが10台ほど並べられていて、2席を除く全ての席が埋まっていました( ; ゚Д゚)
![](https://kitchenshimai.com/wp-content/uploads/2021/08/o613_2.png)
そのギリギリ空いていた2席に座ることができました!
靴を脱いで席につきます。
ちなみに相席です。向かいに座るお客さんは知らない人。
4人で訪問しているお客さん以外は全て相席で、私たちが座った段階で全席埋まっている状態。
ゆっくりとおしゃべりしながら食事を楽しむお店ではなく、ただただ美味しいうどんを味わいたいお客さんが集まるお店なんだなという印象でした。
![](https://kitchenshimai.com/wp-content/uploads/2021/08/o006_1.png)
郷に入れば郷に従えということで、私たちも静かに美味しいうどんを堪能させていただきました。
お水は入り口付近に設置されていてセルフ、中央のテーブルには数々の調味料が並べられていて、各々が好きなものをテーブルに持って行くというシステムです。
余談ですが、スタッフの方は6~7人いらっしゃって、みなさん若い女性でした。
ネットにはこだわりの老舗店と書いてあったので、頑固オヤジ的な方が経営されているのを勝手に想像してしまってた( *´艸`)
吉田のうどんの特徴
強すぎるコシと独特なトッピング
吉田のうどんと言えば、一番の特徴はそのコシの強さ。
今まで食べた中でもダントツで強い。最強。
![](https://kitchenshimai.com/wp-content/uploads/2021/08/o623_1.png)
うどんなのに腹持ちがハンパなく、朝10時に頂いたのに夕方まで空腹感を感じませんでした。
ボリューム的には普通のうどんと同じですが、食べごたえが普通のそれとは違うからでしょうね。
そして、普通のうどんと違う特徴はトッピングにもあり。
こちらはオーソドックスな吉田のうどん(500円)。
馬肉とキャベツとネギが乗っかってます。
馬肉にも驚きましたが、キャベツをうどんに乗せるという発想は無かったのでビックリ。
馬肉は調味料なのか馬肉自体の味なのかはわかりませんが甘めの味つけで、キャベツは茹でてあって柔らかい食感。
![](https://kitchenshimai.com/wp-content/uploads/2021/08/o008_2.png)
天かすはテーブルに置かれていて、自由に入れることができます。
そしてもう一品、肉ワカメうどん(500円)を注文。
馬肉とワカメがどっさり乗っかったうどんです。
出汁はどちらのうどんも同じで、醤油ベースにお味噌が溶かれていて、コシの強い麺に合う優しくも力強い味わい。
![](https://kitchenshimai.com/wp-content/uploads/2021/08/o006_3.png)
最後の一滴まで飲み干せる、味わい深さのあるスープです。
他店の味を知らないので比較はできませんが、みうらうどんは非常に私の口に合うお店でした。
開店から行列ができるのも頷けます。
「すりだね」で味変も
吉田のうどんには、有名な味変アイテム「すりだね」があります。
みうらうどんにも勿論置いてありました。
すりだねとは、胡麻や唐辛子、山椒などを独自に調合して作られた調味料で、うどんに溶かすとピリッと辛い大人の味を楽しめます。
私も途中で試しに入れてみました。
この壺に入っているのがすりだねです。
まずは、耳掻きの一回り大きなサイズのスプーン2杯分を投入。
お出汁に溶かし、うどんに絡めて食べてみました。
辛いっ!!!
でも美味し~( *´艸`)
![](https://kitchenshimai.com/wp-content/uploads/2021/08/o623_1.png)
みうらうどんのすりだねは、香辛料の香り深さが凄まじく、山椒が結構効いていてピリピリします。
スプーン2杯だと辛味が強いので、辛味が得意でない方は1杯で充分だと思います。
激辛好きの私はこの辛さにハマってさしまい、結局4杯入れました(*^.^*)
![](https://kitchenshimai.com/wp-content/uploads/2021/08/o006_3.png)
うどんが淡白なので、辛いもの好きな方は4杯くらいなら全然イケますよ。
うどんなのにツルツルッと軽く食べることのできない激強コシの吉田のうどん。
すりだねは途中で味に飽きないための、吉田のうどんならではのアイデアですね。
おまけの富士山
みうらうどんから伊豆に向かう道では、壮大な富士山が拝めます。
この日はお天気が悪かったのですが、運良くはっきりと富士山が見えました~!
素晴らしい景色ですね(*^^*)
美味しい郷土料理を頂いて、こんなに感動的な富士山も拝めて、すごくすごくすごく大満足でした!
まとめ
- 山梨県富士吉田市にある『みうらうどん』では、山梨の郷土料理『吉田のうどん』が頂けます
- 吉田のうどんが頂ける数あるお店の中でも『みうらうどん』は口コミ人気が高く、行列のできるお店として有名
- 吉田のうどんは強いコシと独特なトッピングが特徴
- 味噌味のお出汁は優しい味わいで、味変アイテムの『すりだね』を途中で溶くとまた違った味を楽しめます
- 富士吉田市からは絶景の富士山が拝め、その風景も併せて堪能できます
今回、吉田のうどんを始めて頂きましたが、その強いコシは想像以上でした。
歯の弱いお年寄りや、小さなお子さんには適さないというわけではなく、実際みうらうどんの客層は老若男女問わずで、幅広い層からの人気が伺えました。
吉田のうどんそのものはとてもシンプルで、ドカンとした派手さはありませんが、土産話のひとつとして美味しい思い出になるのは間違いないです。
是非、山梨の美味しい郷土料理を、美しい富士山と共にご堪能ください♪
コメント