ベルテラシェ大谷はグルメとショッピングの新しい観光拠点!

栃木

栃木県宇都宮市から北西に車で30分のところに、大谷石の産地として有名な観光スポット「石の里」大谷町があります。

以前の大谷町は大谷石の採掘場跡の地下空洞の見学や大谷石で出来ている観音様など宇都宮市出身の私にとっては寂れた観光地のイメージしかありませんでした。

ここ最近はオシャレなカフェが出来たり、美味しいパン屋さんが出来たりと栃木県民や観光客で賑わう魅力的な観光地へと進化しています。

そんな魅力あふれるお店が増えている大谷町に2021・9・16に大谷地区の魅力と栃木の食材を発信していく事を目的とした「ベルテラシェ大谷」がオープンしました。

どんな施設なのか実際に行って来たので、紹介したいと思います。

 

ベルテラシェ大谷とは?

ベルテラシェ」とはテラスとマルシェを合わせた造語で、宇都宮市にあるショッピングモール「ベルモール」がプロデュースした施設の名前です。

地元出身でベルモールの創業者「故鈴木栄一氏」の「大谷に恩返しをしたい」との思いから始まったプロジェクトで、「大谷の活性化に貢献する」という思いの詰まった施設だそうです。地元に貢献するとは素敵ですよね

日本遺産に認定された大谷の歴史や文化と景色の中で、ここでしか得られない「食」と「体験」を提供いたします。ベルテラシェ大谷から、大谷地区の魅力と栃木の食材を発信していきます。

とパンフレットにも書いてある通り、今まで知らなかった大谷の食や物産品などが並んでいる施設です。

 

フロアガイド

東北自動車道路の宇都宮ICが近く大谷街道沿いにあり、観光名所が歩いて行けるためか、日光・鬼怒川などの観光帰りに立ち寄ることができるので他県からの観光客の姿が多いように思います。

施設は市営駐車場の一角にあり、平屋づくりで屋根が広く出ているテラス席になっていて、ペット同伴エリアもあります。

壁は大谷石が使われていて、ガラス張りで開放感があり大谷の木々に囲まれた景色に溶け込むような温かみのある建物です。

フードコート・物産館・体験館の3つの建物に分かれています。

フードコート

ピザ屋さん・ラーメン屋さん・焼きそば屋さんが入っていて、3店舗とも宇都宮で有名なお店です。

ガラス張りの店内は自然の光が入ってきて、天井が高く開放感があります。

OYA PICK ROCK(オオヤ ピック ロック)は揚げピザとバターミルクフライドチキンのお店です。

宇都宮市清原地区にあるピザ屋「みんなのフラチキ&ピザウルス」が運営しているのだそうです。

揚げピザは、「つるはし(ピック)」をモチーフにした三日月の形をしていて、片手で食べながら大谷観光ができますね。

麺屋りんく」は宇都宮の人気ラーメン店がプロデュースしたお店で、3種類のたまり醤油をブレンドした本格派のラーメンです。

餃子も提供していますが、こちらは「うつのみや幸楽」という人気店の餃子だそうです。

ラーメンに餃子は栃木の定番セットグルメです!

暖龍やきそば」は宇都宮で有名な中華料理店「暖龍」が運営している濃い目な味の「宇都宮やきそば」です。

蓋つきの紙の容器での提供なので、店内で食べる事もできますし、テイクアウトしてテラス席でも食べる事ができます。

物産館

大谷地区の新鮮野菜や加工品・大谷石の加工品・採掘場跡で熟成したハムやワインなどが販売されています。

もちろん、餃子もあります

広くはない物産館ですが、「大谷にはいろいろな品があるのだな」と思いました。

大谷と言えば、大谷石で出来た「カエル」の置物しか思い浮かばないのですが、「新里ねぎ」「食用菊」梨やりんごが所狭しと並んでいました。

大谷石の加工品のたくさんあり、カエルや灯籠は当たり前ですがキレイな絵が描かれたコースターや鉛筆・キャンドルシェードなどがありました。

カエルの置物の所に「なぜ、大谷はカエル」という説明プレートと見つけました。

昔、蜂の大群がこの村を攻めてきました。すると、どこからともなく「親子カエル」が現れ岩肌にしがみつき蜂の大群と戦い、身をもって地元民を守ったといわれています。それ以来、地元民はカエルに感謝し、今も土地を守る神様として言い伝えられています。おうちに、無事にかえる

そんな言い伝えがあったとは知りませんでした、なぜ、「カエル」なのか不思議でしたが、理由が分かって良かったですし、「カエル」が可愛く見えました。

大谷石が使われていて、カエルが居るところは大谷なんだなーと思いました。

物産館入り口の両側にはジェラートとプリンのお店があります。

入口右側には、「日光ぷりん亭」があり、日光市にあるプリンのお店で大正ロマンのレトロな可愛いパッケージが付いているプリンでお土産に人気です。

左側は、「HALA-CUCCIGO(はらくちいご)」があり、大谷イチゴ(なつおとめ・とちあいか・とちおとめ)を使ったスイーツとジェラートのお店です。

大谷の夏イチゴを使って大谷町の町おこしをしたいという思いから誕生したお店。

店名の由来は栃木弁でお腹いっぱいの「はらくちい」と「イチゴ」を合わせた造語で、美味しいイチゴをお腹いっぱい食べてほしいという意味があるそうです。

イタリアンな感じのオシャレなネーミングですが、実は栃木弁というユニークな店名です。

「はらくちい」は県民がわかる方言ですね

大谷イチゴとは地元のロック・ベリー・ファームが採掘場跡の地下冷水を利用して夏でもイチゴを作れるようにして出来たイチゴです。

夏にイチゴが食べられるのは嬉しいですよね

体験館

大谷石を使ったクラフト体験ができる施設です。

カエルの絵付け・プレートに石やビーズを貼る3Dデコレーション・コースターに絵をかく石絵・絵柄を選んでコースターに糊付けするデコバージュコースターのコースが体験できます。

旅行のよい思い出になりますし、大谷石に絵が描けるとは思いませんでした。

訪れたときは地元在住の洋画家の小原みきさんの作品が飾られていて、ご本人がいらしたのでお話をさせて頂きました。

小原さんの作品はキャンパスに書くのもありましたが、大谷石に書いてある絵はとても柔らかくやさしい感じの絵でしたし、大谷石に書いているとは思えないほど素敵でした

石をキャンパスにするなんて驚きです

 

まとめ

  • 「ベルテラシェ大谷」は大谷の活性化を願って生まれた素晴らしい施設
  • 「OYA PICK ROCK(オオヤ・ピック・ロック)」「麺屋りんく」「暖龍やきそば」大谷のためのメニューが出来ている
  • 物産館はいろいろな大谷の特産物が所狭しと並んでいる
  • HALA-CUCCIGO(はらくちいご)の大谷イチゴは夏でも食べられるイチゴなので、是非食べてください
  • 体験館で大谷石を使ったコースターやカエルの絵付けをして、旅行の思い出作りをしてください。

今回新しい施設が出来たというので大谷町を訪れました。

大谷地区の活性化を願って、私たちの知らない大谷の魅力を発信していて、素晴らしいなと感じました。日光や鬼怒川温泉・那須高原など観光地はありますが、「ベルテラシェ大谷」に寄ってから帰る事をおススメします。一度訪れて見てはいかがでしょうか。

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