安土城天主『信長の館』忠実に復元された信長最後の城・近江八幡市

滋賀

日本の歴史の中でも、私は戦国時代が大好き。

戦いそのものも興味深いですが、そんな殺伐とした時代を生きた戦国武将の思考や生き様に、私はとても惹かれます。

その中でも、特に好きな戦国武将が3人います。

石田三成、浅井長政、そして一番好きなのが織田信長

滋賀県には、織田信長が最後に建てた城『安土城』の跡地があります。

築城から3年で燃えて消えた安土城。

今はその姿を見ることは出来ませんが、安土城跡に程近い場所にある『信長の館』で、安土城天守閣を忠実に再現した『復元天主』を見ることが出来ます。

信長ファンですから、もちろん今まで何度か訪問させてもらってます(*^^*)

ただ、天守閣の写真をネットに上げるのは禁止ですので、ブログでの紹介は出来ずにいました。

しかし今回、何度目かの訪問をしまして、やっぱりここは紹介しておきたい!と思いました!

天守閣の写真は掲載できませんが、その魅力や凄さは文字でもお伝えできるはず。

今回は、滋賀県近江八幡市にある『信長の館』を紹介したいと思います(^^)/

 

基本情報

信長が最後に建てた城、安土城を忠実に復元した天主が展示されている『信長の館』は、滋賀県近江八幡市にあります。

車で来場される場合は、県道2号線の最中に案内表示が出ていますので、そちらに則って進めば到着します。

周囲には田んぼや山しかないような、とても静かな田舎町です。

今回伺ったのは雪が降った翌日だったようで、田んぼに囲まれた雪が残る道や、雪が積もったまんまの駐車場は、とても怖かったです(*_*;

冬場の来場時にはお天気の確認をして、雪対策を施してから向かわれたほうがいいと思います。

普通車350台が駐車できる、広い駐車場が完備されています。(無料)

なお、公共交通機関を利用される場合は、バスなどの停車場がないため、JR『安土駅』で下車した後、徒歩で向かうかタクシーを利用してください。

徒歩だと25分ほど要します。

信長の館のすぐそばには安土城跡があり、ぜひ併せて観光されることをお勧めします。

信長の館はさほど大きくはなく、派手な看板を掲げているわけでもなく、入場口も公民館のように控えめな感じ。

信長の館1

こちらが入り口になります。

券売機でチケットを購入して入場します。

外観は、離れて見ると不思議な形をしています。

信長の館正面

上に出っ張った八角形の部分に、復元天主が収められています。

天主を収納するためだけに作られた形なんでしょうね。

館内は復元された天主が中心に展示してありますが、その大きさは原寸大壁画も完璧に再現されています。

1992年に催された『スペイン・セビリア万博博覧会』にて、日本館のメイン展示として復元され、万博終了後に最上階(5、6階部分)を安土町が譲り受け、こうしてみなさんにも見える形で保存されています。

世界初の木造高層建築である安土城は、ヨーロッパにまでその名が行き渡りましたが、わずか3年で焼失。

そのため「幻の名城」と言われています。

安土城が燃えたのは、本能寺の変の2年後。

信長がその現実を目の当たりにしなかったことは、不幸中の幸いだったのかもしれませんね。

信長の館
所在地 滋賀県近江八幡市安土町桑実寺800
電話 0748-46-6512
営業時間 9:00~17:00
定休日 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/28~1/4)
入場料 こちらでご確認ください

 

絢爛豪華な天守閣

これぞ信長の城(天主5階)

館内に入ると、すぐに天主を拝む造りになっていて、目の前の光景に早くも感動を覚えます。

ちなみに『天守』と書くのが通常ですが、信長は『天主』という文字を使用していたそうで、信長の館では『天主』で統一されています。

よって、この記事に限り『天主』と表記します。

天主の前には3体の鎧を着た武将が展示されています。

3人の戦国武将

姿全体を写すと天主も写ってしまうので、足元だけね。

その姿を見れば、誰をイメージしているか一目瞭然。

大体の察しはつくとは思いますが、ぜひ実物をご覧になって、正解を確認してくださいね♪

天主の周囲にある展示物の中でも、必ず見て頂きたいのがこちら。

館を作った人たち

安土城を復元した人たちの軌跡を、写真を使って分かりやすく説明してあります。

すごく時間と手間をかけて、完全かつ忠実に復元されていく様子は、非常に興味深くて見入ってしまいます。

天主5階の周囲には、このような展示物が数多くあり、そのどれもがとても素晴らしい。

中心に大きな天主があるため、そちらにばかり目が行きがちですが、ぜひ周囲もよく見学してみてくださいね。

素晴らしすぎる障壁画(天主6階)

入口から中央の天主を見て、右方向に進んだ先にあるのが、天主6階への階段です。

5階からも6階を見上げることは出来ますが、デッキに上がると間近で見学することが出来ます。

信長イラスト

階段の手前には、実際の信長に一番近い(似ている)とされる肖像画が飾ってあります。

凛々しさの中に優しさを感じるお顔だなぁと思いました。

信長といえば、一般的には冷酷で非情というイメージが強いような気がしますが、このお顔を見る限り、そんな感じは一切しませんでした。

天主6階のデッキからは、復元された障壁画も近くで見ることが出来ます。

その絢爛豪華な存在感には、度肝を抜かれること間違いなし。

信長城の中身

配置図も設置されていますので、確認しながら見学すると、感動もひとしおです。

天主を見た時に感じる、目を見開くほどの衝撃を、文章で表現するのはとても難しいのですが、とにかく煌びやか、そして感動的

ここに立ち、城下町を見下ろしながら微笑む信長の姿が、自然と浮かんできます。

信長が最後に建てた城、そして儚くも3年で消えたこの天主は、間違いなく史上最高のお城だったと確信できますよ。

ルールを守ろう

信長の館には、至る所にこのような貼り紙がしてあります。

著作権信長

しかし残念ながら、このルールを無視する人がたくさんいます。

今回、この記事を書くにあたり、内容が被らないために他のブログ等を拝見したのですが、天主の写真を掲載している人がほとんどでした。

この注意書きは各所に貼ってあるので、知らないわけはないです。

また、本当に素晴らしい天主なので、誰かに見せたい気持ちも凄くわかります。

しかし、それが増え続ければ、いつか一般公開が中止されるのではないかと心配しています。

そんなことにならないために、ひとりひとりがルールを守りましょう。

ちなみに、撮影は自由です。

撮影した写真は、個人で楽しみましょうね。

 

館完全攻略

VR安土城シアター

天主5階のフロアには『VR安土城シアター』があります。

こちらでは当時の安土城を舞台とした、約15分のショートムービーを大画面で鑑賞することが出来ます。

信長シアター

私も拝見しましたが、安土城を訪れたポルトガルの宣教師の視点で進む物語でした。

子供でも分かるような物語の構成と、映し出される映像の美しさに、15分がとても短く感じました。

シアターの横には、外を眺めながら休憩の出来るスペースが設けられています。

信長休憩

さほど広い施設ではないですが、興味深く見入ってしまう要素がたくさんあるため、結構な滞在時間になることも。

そんな時に休憩できる、とても親切なサービスですね。

ショップ

館内には、主に信長グッズを取り扱うショップも存在します。

信長や安土城に関する商品が、ずらりと並びます。

信長ショップ

ちょっと天主のヒントが見えますね( *´艸`)

なにか記念に買って帰ろうかと、ぐるぐる見回っていたところ、レジ付近に缶バッチを発見!

各武将の家紋が描かれた缶バッチだったのですが、なんと『非売品』の文字が!

スタッフの方がおっしゃるには「おひとりでいくつも購入される方がいるので、非売品と表記してるんです」とのこと。

あぁ、最近はこういった特定の場所でしか購入できない商品を、転売目的で買う人もいるからなぁ…。

すると店員さん、続けて「おひとりにつき1つでしたら販売しますよ」と。

やったぁー!

娘も一緒だったので、2つ購入させて頂きました!

袋に入れてくださったのですが、シールめちゃくちゃ可愛い(≧▽≦)

信長シール

信長と安土城がデザインされたシールで留められていました。

購入した2つの缶バッチは、数多くの武将家紋の中から各々が選択。

私は『石田三成』、娘は『長曾我部元親』です。

バッヂ戦国

戦国武将の中でも、長曾我部元親が一番好きな娘。渋すぎる。

私は1つしか選べないので凄い迷ったけど、今回は大一大万大吉の三成にしました。

また絶対行くので、次は浅井長政にしよっかな(^^♪

 

まとめ

  • 信長最後の城『安土城』の復元天主が保存される『信長の館』は、滋賀県近江八幡市にあります
  • 館内の中心にある復元天主は圧倒的存在感
  • 驚くほどに絢爛豪華な天主には度肝を抜かれること間違いなし
  • VR安土城シアターでは、安土城を舞台とした15分のショートムービーを見ることができます
  • 館内にはショップもあり、信長や安土城に関する商品が数多く並んでいます
  • 復元天主はインターネット掲載禁止です。ルールを守りましょう。

わずか3年で燃えてしまった安土城。

復元天主を見ると、こんなにも素晴らしい天主が、たった3年で消えてしまったことに、計り知れない無念さを感じてしまいます。

しかし、現在こうして復元され守られ続けている天主もまた、その完成度の高さから、信長の愛した安土城なのだと納得できます。

ぜひ『信長の館』へ赴き、素晴らしすぎる復元天主をご覧になってください(^^)/

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