道の駅「明治の森・黒磯」の青木邸とハンナガーデンは映えスポット

栃木

全国にはいろいろな特徴のある道の駅があります。

例えば、温泉施設がある道の駅や宿泊施設がある道の駅、海や湖の眺めを楽しめる道の駅など

その道の駅の特徴がいろいろあり、同じ道の駅はないと思います。

ここ道の駅「明治の森・黒磯」は、道の駅というよりは明治時代の洋館があり、洋館の持ち主である「青木周蔵子爵」の人生と明治時代の那須の開拓の歴史が学べるところです。

森に囲まれているこの洋館は花と緑のやすらぎの森として地元の人達だけでなく、多くの人に親しまれています。

そんな花と緑のやすらぎの森である、道の駅「明治の森・黒磯」を紹介したいと思います。

住所    栃木県那須塩原市青木27
電話    0287-63-0399
アクセス  東北自動車道・黒磯板室ICより7キロ・那須ICより9キロ
JR黒磯駅から板室温泉行き「青木別荘前」下車すぐ

 

青木ふるさと物産センター

2つの建物からなる「青木ふるさと物産センター」は地元の野菜を使用した、パスタやピザなどが食べられる「ファーム・レストラン」

地元の農家さんが作っている野菜やオリジナルグッズを販売している「農産物直売所」の2つの別々の建物にわかれています。

「ファーム・レストラン」の建物には、「青木の森カフェ」「アイス工房」「パン工房・ブランジュリー・ル・ブルジョン」が入っています。

カフェメニュー

「青木の森カフェ」は地元野菜を使用したパスタやピザ・焼きカレー・ドリアなどのカフェメニューの他に、醤油ベースのたれが好評のローストビーフ丼やかき揚げ冷やしうどんなどが食べられます。

メニューは全てサラダとドリンク付きのセットで提供されています。

店内の他にビニールで囲まれているテラス席があり、まさしく森の中のカフェなので木々を眺めながら食事をすることができます。

平日でもほぼ満席で、観光客や別荘が建ち並んでいる地域なのでオシャレなご年配の方たちが食事をしていました。

濃厚ジェラート

「アイス工房」では、那須塩原市の牛乳を使った濃厚ジェラート・アイス工房で、名物として「牧草ェラート」があります。

牧草をジェラートにしたの!と思いきや、ほうれん草が入っているそうで色は牧草の色ですが「牧草は入っていませんよ」と教えていただきました。

いつか挑戦したいですね。

その他数量限定の「なつおとめ」というイチゴのジェラートがあります。

注文してから店員さんが濃厚なミルクジェラートの中にイチゴをたくさん入れて、イチゴを潰しながら混ぜ合わせて作るそうです。

たっぷりのイチゴが美味しそうでしたが、訪れて時は寒かったので食べませんでした。

パン工房

「パン工房・ブランジュリー・ル・ブルジョン」は毎日店内で焼きたてを提供していて、地元産の小麦「ゆめかおり」を使用した食パンが有名で、季節の素材を使った総菜パンや菓子パンが焼きたての温かいまま並んでいます。

「ファーム・レストラン」の入り口のあるパン屋さんなので、入り口を入るとパンの良い匂いがしていて食欲をそそります。

営業時間   9:00~18:00(季節により変動あり)
休業日    毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
▽ゆめかおりの小麦粉はamazonで購入可能▽

 

農産物直売所

地元の農家さんが作った新鮮野菜や切り花、特産品として地元の商店で作っている手作り味噌・キムチや漬物、お菓子やハムなどの加工品が並んでいます。

道の駅としては規模の小さい直売所だと思いますが、並んでいる野菜の名前はもちろん書いてありますが、その野菜の説明やレシピが付いていて参考になるのでどう料理していいか分からない野菜を買うときには助かりますよね。

親切な直売所ですよね。

特産品は、地元産の大豆を使って作られている手作りのお味噌やお母さんたちの手作りとわかる容器の漬物、那須の地ビールやお酒・千本松牧場のハムやベーコン・乳製品などが並んでいます。

見ていて驚いたのは、「なんだこりゃうどん」というネーミングのうどんです。

とても幅の広いうどんで3センチくらいの幅があるうどんで、地元の星野製麺所さんが作っているようで、初めて見るうどんの太さに何分ゆでるの?2本くらいでお腹がいっぱいになりそう、などと考えましたが、家族の話題にはなるのかなとも思いました。

スーパーでは見ない太さですよね。

営業時間  8:30~17:30(季節により変動あり)
休業日   祝日を除く月曜日

 

明治時代の洋館

道の駅「明治の森・黒磯」の敷地内の木々に囲まれた中にある洋館で、国の重要文化財に指定されている白くて美しい洋館です。

とちぎ明治の森記念館(旧青木家那須別邸)として一般公開されている洋館で、「青木邸」と呼ばれています

この洋館「旧青木家那須別邸」は、明治時代にドイツ公使や外務大臣・アメリカ大使などを歴任した子爵青木周蔵の別荘として明治21年に建設されたそうです。

特にドイツには長く滞在した影響からか、ドイツの貴族地主に憧れ明治14年にここ那須に青木農場を構えたそうで、昭和40年代まで青木家の別荘として利用されていたそうです。

白い洋館

青木邸の中は見学が出来るので、洋館好きの私には嬉しいです。

正面玄関からではなく、正面左側の応接室から靴を脱いで受付をします。

受付を済ませたら、「中の撮影をしても大丈夫ですよ。」と言って頂いたので、早速応接室から撮影しました。

白い壁の明るくて温かい感じのする内装でモダンな落ち着いた雰囲気の和洋折衷の素敵な建物です。

建物はドイツ様式の構法を採用し、外壁に鱗形のスレートを用いるなどの特徴をもつ貴重な近代建築だそうです。

ドイツに建築技術を学ぶために留学した男爵松ヶ崎萬長(まつがさきつむなが)が帰国後にドイツの建築技術を日本に伝えるために青木邸を設計したそうです。

3階建て(3階は屋根裏非公開)のモダンな建物のお部屋はフローリングになっていて、洋装の作りなのですが、2階には畳の部屋もあり日本人なんだなーと、何となくホッとしますね。

1階には青木周蔵子爵の生い立ちや那須野ヶ原の華族農場と呼ばれた開拓の歴史がパネルで紹介されています。

開館時間    9:00~17:30(季節により変動あり)
休館日     毎週月曜日(祝日は開館)
入館料     大人200円 小中学生100円

ハンナガーデン

青木邸の正面には、正面玄関から正門に向かって杉並木の道が続いていて、明治時代はここを馬車で通り抜けていたそうで、別邸の中に当時使っていた馬車が展示されています。

明治ロマンを感じますね

杉並木の東側には芝生の広場があり、地元の人や観光客などの憩いの場所として直売所で買ったお弁当などを食べてり、子供たちが走り回ったりしています。

芝生の広場の隣には四季折々の花が楽しめる「ハンナガーデン」があります。

青木子爵とドイツ人妻との間に授かった一人娘の名前を付けた庭園です。

4月は菜の花、8月はひまわり、10月はコスモスが咲いていて「ハンナガーデン」の花と白い建物の「青木邸」を一緒に撮影する目的で訪れています。

撮影スポットとして有名です。

どの時期もキレイなのですが、私がおススメするのはひまわりの咲く8月です。

一面のひまわりは夏の日差しを浴びて、夏の青空に映えて圧巻です。

8月のひまわりの時に行けなかったので、コスモスとの写真を撮りました。

 

まとめ

・大きな木に囲まれた気持ちの良い道の駅で、散策をするのにも気持ちが良い

・「ファーム・レストラン」は地元の素材を使ったいろいろなメニューがあり美味しそうです

・「農産物直売所」の野菜の説明文とレシピは嬉しいサービス

・星野製麺所さんの幅の広い「なんだこりゃうどん」次回訪れた時には是非購入したい

「旧青木家那須別邸」と「ハンナガーデン」は花が咲く季節に是非訪れてほしい撮影スポット

ドライブ途中の休憩場所としては勿体ない場所なので、季節の花や紅葉に映える「青木邸」に是非一度訪れて見てはいかがでしょうか。

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